第二十六番札所 冨岡観音

とみおかかんのん

中央エリア:会津美里町
会津三十三観音
国重要文化財
町指定重要文化財

会津三十三観音第26番札所

会津三十三観音第26番札所 天台宗日用山福生寺 冨岡観音です。
本尊の十一面観音は秘仏で毎年8月9日の夕方、四万八千日祭が行われ、年に1度だけ御開帳されます。
また、この福生寺には岐阜県華厳寺と関連する大口大領の伝説も残されています。

御本尊

十一面観音

御詠歌

朝ぼらけ賑わう里に立つ煙 誠の人をとむる冨岡

あさぼらけにぎわうさとにたつけむり まことのひとをとむるとみおか

みどころ
  • 福生寺観音堂

    建立時期を示す棟札等はないが平成9年より行なわれた全解体修理においては、文安3年(1446年)の巡礼札が発見されています。
    禅宗様の建築で会津中世建築を知る上で貴重な建築物で、国重要文化財に指定されています。

  • 山門

    立派な山門には仁王様もいます。

  • 木造十一面観音菩薩坐像

    本尊の木造十一面観音菩薩坐像は、像高220.7cmの寄木造りで、会津三十三観音札所の中での巨像です。
    平安期に、冨岡村の大口大領信満が妻を亡くし、その供養に岐阜の華厳寺に行き7寸の観音を彫ってもらったが、驚くことにその十倍の7尺になり持ち出すことができず、後に頂上仏と十一面観音だけを会津に持ち帰り、会津で体の部分を彫らせたと伝えられています。その材料は「センノキ」を用い、今もこの集落では「センノキ」を暮らしに用いることはないといいます。

文化財データ
名称
冨岡観音
よみかた
とみおかかんのん
エリア
中央エリア:会津美里町 
ジャンル
会津三十三観音 国重要文化財 町指定重要文化財 
住所
会津美里町冨川字冨岡27
交通
会津高田駅より車で7分
駐車場
なし
ご案内
集落内は中型バスまで進入可能。
大型バスは、集落内進入できませんので集落外で待機してください。
お問合せ
会津美里町観光協会
電話
0242-56-4882
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