番外札所一 浮身観音

うきみかんのん

中央エリア:会津美里町
会津三十三観音
国宝

会津三十三観音番外札所1

会津三十三観音番外札所1 天台宗道樹山龍興寺 浮身観音です。
龍興寺境内にある八角のお堂「八葉堂」が浮身観音堂です。
永禄2年(1559)、兵太郎(後の天海)が12歳の時、霊夢によって浮目(うきめ)というところの水田を堀り、土仏の観世音を発見したといわれています。同年、この土仏を模して寄木造りの木造に造り替え、その胎内仏として土仏を入れたとされています。
天海大僧正ゆかりの寺院であることや国宝を有することから、この寺は歴史のある古刹であったことを伺うことができます。国宝の一字蓮台法華経を所有しています。

御本尊

十一面観音

御詠歌

浮身をば助け給へや観世音 みちびき給え弥陀の浄土へ

うきみをばたすけけたまへやかんぜおん みちびきたまえみだのじょうどへ

みどころ
  • 龍興寺

    この龍興寺は、日光東照宮を建立し江戸幕府の礎をつくるなどのさまざまな功績を残した徳川将軍三代目の知恵袋である、天海大僧正が出家した天台宗の名刹。
    境内には天海大僧正両親の墓などゆかりの史跡があります。
    天海大僧正ゆかりの寺院であることや国宝を有することから、かつて隆盛を誇る寺であったことを伺うことができます。

  • 一字蓮台法華経

    福島県内に3つしかない国宝の一つで、書き終えるまで280年を要したといわれています。経文6万9384字の一字一字を仏と見立て、淡彩のハスの台座に乗せるように写経されています。

文化財データ
名称
浮身観音
よみかた
うきみかんのん
エリア
中央エリア:会津美里町 
ジャンル
会津三十三観音 国宝 
住所
会津美里町字龍興寺北甲2222-3
交通
会津高田駅より徒歩10分
駐車場
あり(10台)
お問合せ
会津美里町観光協会
電話
0242-56-4882
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