会津三十三観音
あいづさんじゅうさんかんのん保科正之が定めた三十三観音札所
会津三十三観音
会津での三十三観音めぐりの起源は寛政二十年(一六四三)、保科正之公の入封以降と伝えられています。
当時、領民のあいだでは伊勢参りや西国三十三観音巡りなどが盛んで、多額の費用が領外に流れていくのを案じた正之公が高僧らと計り、会津にも三十三所を定めたといわれています。
おもに農村部の女性が、田畑の仕事が一段落した七月頃に、白装束に笠をかぶり、講仲間とともに「御詠歌」を唱えながら三十三観音札所を巡礼して回ったそうです。
「御詠歌」とは、短歌形式の歌詞を旋律にのせて唱える仏教歌謡のこと。仏の教えや霊場の景観、死者への哀悼、札所にまつわる伝承などが読み込まれているものです。
『会津三十三観音』
- 第1番札所 大木観音
- 第2番札所 松野観音
- 第3番札所 綾金観音
- 第4番札所 高吉観音
- 第5番札所 熱塩観音
- 第6番札所 勝観音
- 第7番札所 熊倉観音
- 第8番札所 竹屋観音
- 第9番札所 遠田観音
- 第10番札所 勝常観音
- 第11番札所 束原観音
- 第12番札所 田村山観音
- 第13番札所 舘観音
- 第14番札所 下荒井観音
- 第15番札所 高瀬観音
- 第16番札所 平沢観音
- 第17番札所 中ノ明観音
- 第18番札所 滝沢観音
- 第19番札所 石塚観音
- 第20番札所 御山観音
- 第21番札所 左下り観音
- 第22番札所 相川観音
- 第23番札所 高倉観音
- 第24番札所 関山観音
- 第25番札所 領家観音
- 第26番札所 冨岡観音
- 第27番札所 大岩観音
- 第28番札所 高田観音
- 第29番札所 雀林観音
- 第30番札所 中田観音
- 第31番札所 立木観音
- 第32番札所 青津観音
- 第33番札所 御池観音
- 番外札所1 浮身観音
- 番外札所2 柳津観音
- 番外札所3 鳥追観音
- 名称
- 会津三十三観音
- よみかた
- あいづさんじゅうさんかんのん
- エリア
- 北エリア:西会津町 中央エリア:湯川村 中央エリア:会津若松市 中央エリア:会津坂下町 中央エリア:会津美里町 西エリア:柳津町 北エリア:喜多方市
- ジャンル
- 会津三十三観音